キャラクター精神分析 ─マンガ・文学・日本人

斎藤 環

キャラってなに?

ゆるキャラ、初音ミク、いじられキャラetc.。現代日本に氾濫する数々のキャラたち。その諸相を横断し、究極の定義を与えた画期的論考。

キャラクター精神分析 ─マンガ・文学・日本人
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 902円(税込)
  • Cコード:0111
  • 整理番号:さ-29-7
  • 刊行日: 2014/11/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:336
  • ISBN:978-4-480-43226-1
  • JANコード:9784480432261
斎藤 環
斎藤 環

サイトウ タマキ

斎藤 環(さいとう・たまき):1961年生まれ。筑波大学医学研究科博士課程修了。医学博士。現在、筑波大学社会精神保険学教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、「ひきこもり」問題の治療・支援ならびに啓蒙。著書に『社会的ひきこもり』『母は娘の人生を支配する』『世界が土曜の夜の夢なら』(角川財団学芸賞)『オープンダイアローグとは何か』ほか多数。

この本の内容

ゆるキャラ、初音ミク、AKB48、サンリオキャラ―。次々と多様なキャラクターが登場し、ときに爆発的な人気を得ている現代日本。「いじられキャラ」のように、人間関係にまでこのキャラは用いられるようになった。いまやキャラクターは、我々の日常生活に深く浸透している。こんなにも日常化したキャラとは、一体何なのか?キャラ文化の諸相を横断し、原理的な考察により究極の定義を与えた画期的な論考!

この本の目次

第1章 「キャラ」化する若者たち
第2章 「キャラ」の精神医学
第3章 「キャラ」の記号論
第4章 漫画におけるキャラクター論
第5章 小説におけるキャラクター論
第6章 アートとキャラの関係性について
第7章 キャラの生成力
第8章 キャラ“萌え”の審級―キャラクターとセクシュアリティ
第9章 虚構としてのキャラクター論
第10章 キャラクターとは何か

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