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ちくま文庫

森毅ベスト・エッセイ

まちがったって、完璧じゃなくたって、人生は楽しい。稀代の数学者が放った教育・社会・歴史他様々なジャンルに渡るしなやかなエッセイを厳選収録!

定価

1,045

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43615-3

Cコード

0195

整理番号

-4-14

2019/09/09

判型

文庫判

ページ数

384

解説

内容紹介

人間ってドジねえ―。あたたかなまなざしと抜群の知性を武器として、専門領域の数学にとどまらず、独自の教育論・人生論を展開し老若男女の心をつかんだ京都大学名誉教授の森毅。自由な発想とその論の鋭さから「一刀斎」と称される彼がのこした膨大な数の著作より、長年の盟友・ドイツ文学者の池内紀が珠玉のエッセイを精選した。しなやかでやわらかく、毎日を生きるのがきっと楽になる一冊。

目次

第1章 ドジ人間のために(ドジ人間のために
ぼくら、非国民少年 ほか)
第2章 楽しまなくっちゃ損(楽しまなくっちゃ損
機械について ほか)
第3章 ときには孤独の気分で(ときには孤独の気分で
ものを書く場所 ほか)
第4章 未来は誰のものでもない(未来は誰のものでもない
人生の空白 ほか)

著作者プロフィール

森毅

( もり・つよし )

1928年東京生まれ。東京大学数学科卒業。京都大学教養部教授を長く務める。著書に『まちがったっていいじゃないか』(ちくま文庫)、『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『対談 数学大明神』(安野光雅氏と共著、ちくま学芸文庫)ほか多数。2010年7月逝去。

池内紀

( いけうち・おさむ )

1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者。エッセイスト。主な著書に、『ウィーン・都市の詩学』(73年)、『諷刺の文学』(78年・亀井勝一郎賞)、『海山のあいだ』(94年・講談社エッセイ賞)、『見知らぬオトカム――辻まことの肖像』(97年)、『ゲーテさんこんばんは』(2001年・桑原武夫学芸賞)、『二列目の人生』(03年)、『ひとり旅は楽し』(04年)、『森の紳士録』(05年)、『池内紀の仕事場』(全8巻・04年-05年)など。主な訳書に、カネッティ『眩暈』(1972年)、ジュースキント『香水』(88年)、ロート『聖なる酔っ払いの伝説』(89年)、ゲーテ『ファウスト』(99年・毎日出版文化賞)、『カフカ小説全集』(全6巻・2000年-02年・日本翻訳文化賞)など。

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