刑の重さは何で決まるのか

高橋 則夫

犯罪とは何か、なぜ刑が科されるのか。ひいては、人間とは何か、責任とは何か?――刑罰とは究極の「問い」である。早稲田大学名誉教授が教える刑法学入門。

刑の重さは何で決まるのか
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 946円(税込)
  • Cコード:0232
  • 整理番号:454
  • 刊行日: 2024/04/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-68475-2
  • JANコード:9784480684752
高橋 則夫
高橋 則夫

タカハシ ノリオ

高橋 則夫(たかはし・のりお):1951年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。早稲田大学法学部教授を経て、現在、早稲田大学名誉教授。法学博士。著書に、『刑法総論』『刑法各論』『共犯体系と共犯理論』『刑法における損害回復の思想』『修復的司法の探求』『規範論と理論刑法学』(すべて成文堂)。

この本の内容

「主文 被告人を懲役10年に処する」―。その根拠を考えてみたことはあるだろうか?犯罪とは何か、なぜ刑が科されるのか。制裁としての刑罰はどうあるべきか。「刑法学」の考え方を丁寧に解説する。

この本の目次

第1章 刑法学の世界(なぜルールが存在するのか
刑罰は何を目的としているのか
量刑に至る「長く曲がりくねった道」)
第2章 犯罪論の世界(犯罪とはどのような行為なのか
犯罪の成立はどのように判断するのか
犯罪の要件を吟味する
「わざと」と「うっかり」
犯罪が未完成のとき
犯罪に複数の者が関与するとき
犯罪が犯罪ではなくなるとき
犯罪の数の数え方)
第3章 処遇論の世界(刑法が前提にしている人間像
犯罪者の処遇を考える)
第4章 量刑論の世界(刑をどの程度に科すのかという問題
量刑は具体的にどのように判断するのか)
第5章 刑法学の新しい世界(「犯罪と刑罰」の新しい考え方
「責任」の新しい考え方
刑法学も変わっていく)

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