日本のレトリック ─演技する言葉

自然の美しさ、恋の思い。「言語に絶する」世界を表現するために、古来日本人が育んできた方法とは何か。日本古典を彩る「言葉のあや」=レトリックの秘密。

日本のレトリック ─演技する言葉
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 1,174円(税込)
  • Cコード:0381
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1988/01/26
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:226
  • ISBN:4-480-05108-2
  • JANコード:9784480051080

この本の内容

〈思考〉は〈言葉〉に追いつくか?自然の美しさ、恋の思い。日本古典を彩る「言葉のあや」の秘密。

この本の目次

1 仕立て―仕組まれた場違い(似て非なるもの
もじり
《場違い》の仕掛け
やつし)
2 見立て―視線の変容(見立てと隠喩
言外の意味
もう一つの世界)
3 姿―見得を切る言葉(姿と心
再現と演示―演劇の場合
演技する言葉)
4 対句―意味に先立つ形(レトリックの出発
対構成
対句と日本語
言霊の力)
5 寄物陳思―思いに染まる言葉(付託という詩法
和歌の代表作
象徴表現
物と心の遭遇)
6 掛詞―話題の交錯(多義性の遊戯
同音反復と1語2役
文脈による多義化)
7 縁語―言葉の連鎖反応(ゆかりの言葉
二つの詩作法
言葉の運命)
8 本歌取―創造のための引用(独創と盗用
頓阿の6様式
定家の本歌取)

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