まくらは落語をすくえるか

生きのいい「まくら」こそが人情風俗の分かりにくくなった古典落語を再生する。明治以来の多様な例を引き、舌先三寸で世情を斬る肉声を待望する現代落語論。

まくらは落語をすくえるか
  • シリーズ:単行本
  • 1,644円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1989/10/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:208
  • ISBN:4-480-82272-0
  • JANコード:9784480822727

この本の内容

落語家のセンスが自在に生きるまくらこそ、古典落語に新しい血をふきこむ切り札ではないのか。面白い落語を面白く聴きたい。だから、こだわりたい。人情風俗が変わり、分かりにくくなったとみえる落語の世界も、生きのいいまくらが再生しうる、と。舌先三寸、時代を斬る肉声を待望する、もう一つの現代落語論。

この本の目次

1 なぜ、まくらにこだわるか
2 同じ落語でまくらが変わる
3 明治のまくらの生きのよさ
4 まくらがひとり歩きして…
5 今、生きているまくらとは

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