語りの文学

元来、詩と賦は歌い語られ、小説も寄席で語られ、戯曲は演じられた。中国の語りの文学の発展を跡づけ、『古今集』、漱石、荷風における漢文学の重さに説き及ぶ。

語りの文学
  • シリーズ:単行本
  • 3,190円(税込)
  • Cコード:1098
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1988/02/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:304
  • ISBN:4-480-83587-3
  • JANコード:9784480835871

この本の内容

中国の賦、ギリシャの叙事詩、日本の語りものは、元来、盲目の予言者が語ったものだった。小説も寄席で語られ、戯曲は演じられた。中国の語りの文学の発展を跡づけ、『古今集』、漱石、荷風における漢文学の重さに説き及ぶ。

この本の目次

語りの文学―賦と叙事詩
中国戯曲小説の発展
『金瓶梅』における人間性
対句とくりかえし―蘇軾「水調歌頭」「人有悲歓離合、月有陰晴円欠」の手法
「茶酒論」釈
茅盾『多角関係』の手法
夏衍の『上海の屋根の下』
わたしが見た広東省のしばい
詩歌における遊戯性―物名・誹諧歌の意義
夏目漱石と漢文学
永井荷風と漢文学
日本漢文学史研究の2、3の問題
小島憲之『上代日本文学と中国文学』(上)評
川口久雄『平安朝日本漢文学史の研究』評

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