シェイクスピアと鏡の王国

中世の伝統に根ざしつつ、近代テーマの根幹をつかみだしたシェイクスピアのダイナミックスを、王権論を中心に反射しあう問題群をめぐって描き出す力作評論。

シェイクスピアと鏡の王国
  • シリーズ:単行本
  • 1,870円(税込)
  • Cコード:0098
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1989/02/20
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-83597-0
  • JANコード:9784480835970

この本の内容

激動の時代のさなかにあって、中世の伝統に根ざしつつ、近代的テーマの根幹をつかみだしてしまった比類なき劇作家シェイクスピア。王権論を中心に、反射しあう問題群をめぐって、中世劇を専攻する著者が、そのダイナミックスをあざやかに描き出す力作書下し評論。

この本の目次

第1章 地獄の征服(中世の地獄の征服
亡霊の呼びかけ
物語の重層性
眠りの殺害者
マクベス城の門番
ハムレットとマクベス
絶対者にかかげられた鏡 ほか)
第2章 シェイクスピアの見せ物小屋(シェイクスピアと祭りのフェア
羊飼いのフリーク・ショー
シェイクスピアの可視的な活人画
『マクベス』の鏡のパジェント
イエスとリチャード二世の受難劇
「死」は神の使者 ほか)
第3章 華麗なる一幕劇(王家の霊廟
わが終わりに、わが初めあり
王のなかの王
死滅することなき者
華麗なる一幕劇
選出される王
『ハムレット』の宮廷道化 ほか)

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