空間の世紀

大航海時代とアメリカへの大量移住を経て、一八世紀は地球規模での旅の時代の幕明けである。空間の拡大体験がヨーロッパの〈知〉の変容に及ぼした影響を明かす。

空間の世紀
  • シリーズ:単行本
  • 3,520円(税込)
  • Cコード:1010
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1988/03/23
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:368
  • ISBN:4-480-84184-9
  • JANコード:9784480841841

この本の内容

大航海時代とアメリカへの大量移住の時代を経て、18世紀は、個々の人びとがオリエントをはじめ地球規模で旅行をはじめる、旅の時代の幕開けである。その空間の拡大体験は、人びとの自然観・社会観・人間観をどのように変えたか?

この本の目次

序論―なぜ空間の世紀か
空間の政治経済学(阪上孝)
18世紀フランスの「国制」像―モープー期を中心として(石井三記)
18世紀後半における空間の消滅(芝井敬司)
ヴォルネーのオリエント観―18世紀ヨーロッパにおける外部世界認識の一事例(服部春彦)
アメリカ―拡大する空間(小林清一)
18世紀科学における空間意識(坂本賢三)
ディドロあるいは原子の飛躍(市田良彦)
地球と人類の発見―ビュフォンの『自然誌』(西川祐子)
廃墟の18世紀―あるいは甘美な憂鬱の夢について(富永茂樹)
庭のなかの風景(小西嘉幸)
空間の爆発―ヴィジオネールたちの建築(浅田彰)

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