和辻哲郎の面目

親友と愛妻との微妙な関係から窺える人間性と『倫理学』における独特の人間論。その両面から論究した倫理学者としての和辻哲郎。若き日に師事した著者畢生の力作。

和辻哲郎の面目
  • シリーズ:単行本
  • 4,250円(税込)
  • Cコード:3012
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1994/02/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:Ａ５判
  • ページ数:264
  • ISBN:4-480-84231-4
  • JANコード:9784480842312

この本の内容

主著『倫理学』における東洋文化の伝統に根ざした独特の〈人間観〉の考察を踏まえて、その人間性と人間論の二つの側面を浮き彫りにした倫理学者としての和辻哲郎論。若き日に師事し、恩師の晩年にいたるまで親交のあった著者の畢生の労作。

この本の目次

第１部　和辻哲郎の人間性（停年退職にさいして
津田左右吉博士事件公判における証言
阿部次郎との絶交事件
藤岡蔵六事件
和辻哲郎の思い出）
第２部　和辻哲郎の人間論（人間の原文的自然の問題
仏教的空観の立場
人間論としての和辻倫理学―その原理論の概説
国民道徳論からする人間論の生成）

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