キュリー夫人の末裔

きびしい状況におかれつづけて来たポーランド。ローザ・ルクセンブルクやキュリー夫人を生んだ国の女性たちの現在を芸術家たちとの交流の中から描き出す。

キュリー夫人の末裔
  • シリーズ:単行本
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0036
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1988/12/16
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:296
  • ISBN:4-480-85463-0
  • JANコード:9784480854636

この本の内容

ポーランドの歴史はまさに栄光と悲惨にみちている。ショパンやキュリー夫人のような人材を送り出す一方オシヴィエンチム(アウシュヴィッツ)などの悲劇を体験しているのだ。ここにとり上げた人々は、無名の人であれ、華やかに活躍している芸術家であれ、どこかにその「歴史」を宿している。そしてなお独特に心ゆたかである。この本は、時にとまどいながらも、誠実に彼女たちを描いた、人間の記録である。

この本の目次

ワルシャワまで
ワルシャワ・グダニスク駅
ドム・アカデミツキにて
“わさび通り”のマリア
ヨラの場合―花の行方
ポーランドの女性の生活
ザモシチの女たち
くれないのローザ
スタニスワヴァ・プシビシェフスカへの旅
ゾフィア・ポスムィシ―「パサジェルカ」の女主人公
キュリー夫人の末裔
同世代の女性画家―マリア・アント
“工芸”から“芸術”へ―ファイバー・アートの先駆者、マグダレーナ・アヴァカノヴィッチの世界
堅実なる歌姫―バルバラ・ザグジャンカ
ベルリン国立歌劇場の宮廷歌手―イザベラ・ナーベ
女性指揮者、エヴァ・ミフニクのこと―スラブ魂とは?
ポズナニの女性詩人、ウチア・ダニエレフスカ
盲目の詩人ヤドヴィガ・スタンチャコヴァの詩と俳句
マイダネック強制収容所―そして詩人マリア・ユゼファツカ
ユダヤ女の花〔ほか〕

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