国境の越え方 ─比較文化論序説

商品や人や組織(多国籍企業)は簡単に国境を越えるが、人間の内面や習慣はそうではなく、その変容を伴う。地球時代の異文化交流と文化変容を説く。

国境の越え方 ─比較文化論序説
  • シリーズ:単行本
  • 2,989円(税込)
  • Cコード:1036
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1992/01/23
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:288
  • ISBN:4-480-85611-0
  • JANコード:9784480856111

この本の内容

〈文化〉は、国民国家の生成・発展と密接に結びつきながら発展してきた概念であった。多国籍企業や多国籍軍の出現、国家の崩壊や国民の統合、大量の難民や移民の出現などによって〈国家〉が大きく揺らぎ始めている今日、〈文化〉の根本を問う。

この本の目次

1 日常のなかの世界感覚(世界地図のイデオロギー
好きな国・嫌いな国―心理的な世界地図)
2 ヨーロッパのオリエント観(サイード『オリエンタリズム』再読)
3 日本の文化受容のパターン(欧化と回帰)
4 文明と文化―その起源と変容(起源―ヨーロッパ的価値としての文明と文化
フランスとドイツ―対抗概念としての文明と文化
日本での受容―翻訳語としての文明と文化)
5 文化の国境を越えるために(国民文化と私文化―日本文化は存在するか?
2つの『日本文化私観』―ブルーノ・タウトと坂口安吾)

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