わたしたちは毎日、話をしたり、さまざまな文を読んだり書いたりして暮らしています。このときにつかっている言葉は、もちろん日本語です。わたしたち日本人は、日本語をつかわずに生活することはできません。でも、「日本語」をつかっているということは、あまり意識していないのではないでしょうか。
その日本語は、どのような言語(ある国や地域でつかわれる一定のまとまりを持つ言葉をよぶ言い方)なのでしょうか。そこで、言語としての日本語の歴史を考えてみようというのが、このシリーズの目的です。
その日本語は、どのような言語(ある国や地域でつかわれる一定のまとまりを持つ言葉をよぶ言い方)なのでしょうか。そこで、言語としての日本語の歴史を考えてみようというのが、このシリーズの目的です。
(「はじめに」より)
古代から平安時代
書きのこされた古代の日本語
日本語が外国語とはどうちがうのか。身近な話題から入って、文字を覚えた古代の日本人のなぞなぞまで。豊富な話題とともに、漢字、ひらがな、カタカナの源泉をたどります。
ISBN:978-4-480-85811-5/定価:本体2800円+税
購入する鎌倉時代から江戸時代
武士の言葉から庶民の言葉へ
時代が変わると「言葉づかい」が変わります。優美な貴族の時代からいかめしい武士の時代になれば当然、そして江戸の町人たちの言葉となると……。時代劇で聞いたことのある日本語も実例で紹介します。
ISBN:978-4-480-85812-2/定価:本体2800円+税
購入する明治時代から昭和前期
新しい社会、新しい日本語
明治維新によって押し寄せてきた新しいモノや考え方を、日本語でどう表したらいい? 社会の近代化とともに、新語が登場し、標準語が出来ていく過程をたどります。
ISBN:978-4-480-85813-9/定価:本体2800円+税
購入する昭和後期から現在
変わり続ける日本語
敗戦から復興し、世界屈指の経済大国へ。社会も日本語もめまぐるしく変わってきました。ら抜き言葉、マニュアル敬語……これから日本語はどうなるのか? 完結編は日本語の未来を見つめます。
ISBN:978-4-480-85814-6/定価:本体2800円+税
購入する- [対象]小学校中学年以上
- [仕様]A4変型判/上製/各巻32頁/オールカラー
- [定価]各巻:本体2800円+税/全巻セット:本体11200円+税