全体主義と独裁政治の恐ろしさを寓話的に描いたジョ-ジ・オーウェルの
「動物農場」を石ノ森章太郎がコミカライズした幻の傑作。
50年近い時を経て遂に文庫化。さらに小松左京・原作「くだんのはは」、
怪談牡丹燈籠をモチーフとした「カラーン・コローン」の2編も併せて収録。
1970年に発表され、文学を素材にした風刺とSF性にあふれる作品を
収録した傑作コミック。
[解説]中条省平 [カバーデザイン]井上則人
![1970年の「週刊少年マガジン」に連載(35~38号)『アニマル・ファーム』が連載された1970年の「週刊少年マガジン」では横尾忠則が表紙構成を務め、ちばてつや/高森朝雄『あしたのジョー』、川崎のぼる/梶原一騎『巨人の星』、ジョージ秋山『アシュラ』や山上たつひこ『光る風』、永井豪『キッカイくん』、谷岡ヤスジ『メッタメタガキ道講座』、影丸譲也/真樹日佐夫『ワル』、ほか読切作品で辰巳ヨシヒロや真崎守など錚々たる作品が併載されており、時代の空気を切り取った、まさに伝説とも言える季節でした。](assets/img/lead-about.png)
![原作『動物農場』](assets/img/gensaku.png)