千早 耿一郎(ちはや・こういちろう):1922-2010年。滋賀県生まれ。中国(上海、青島)で育つ。帰国して第一神戸商業学校卒業後、日本銀行入行。42年に入隊し、中国で初年兵教育を受けつつ「討伐」に出動する。現地の予備士官学校を卒業後、挺身攻撃隊長として訓練中、終戦を迎える。46年、日本銀行に復帰し、吉田満を知る。事務繁忙の時間を割き、吉田らと文芸活動に従事した。著書として、詩集に『長江』『黄河』『風の墓標』など、小説に『防人の歌』『蝙蝠の街』、ほかに文章論・事務管理論、伝記『おれはろくろのまわるまま――評伝・川喜田半泥子』『「戦艦大和」の最期、それから――吉田満の戦後史』などがある。

千早耿一郎

の本

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