藤田 貴大(ふじた・たかひろ):1985年生まれ。北海道伊達市出身。劇作家・演出家。2007年、マームとジプシーを旗揚げ。以降、全作品の作・演出を担当する。2011年に発表した三部作『かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。』で、第56回岸田國士戯曲賞を26歳で受賞。2013年、2015年に太平洋戦争末期の沖縄戦に動員された少女たちに着想を得て創作された今日マチ子の漫画「cocoon」を舞台化。同作で2016年、第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。演劇作品以外でもエッセイや小説、共作漫画の発表など活動は多岐に亘る。単著に戯曲集『かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。』(2012年、白水社)、エッセイ集『おんなのこはもりのなか』(2017年、マガジンハウス)、詩集『Kと真夜中のほとりで』(2017年、青土社)、小説集『季節を告げる毳毳は夜が知った毛毛毛毛』(2020年、河出書房新社)がある。

藤田貴大

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