筑摩叢書324 悪場所の発想

芭蕉、西鶴、近松、南北から芝居や廓まで、多様な作品と空間を自在にとびかいつつ、悪場所の創造力と伝承的想像力の論理を見事に捉えた、先駆的論集。

筑摩叢書324 悪場所の発想
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1988/06/15
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:274
  • ISBN:4-480-01324-5
  • JANコード:9784480013248

この本の内容

中世遊行民の精神は、近世以後の新しい芸能集団にどう受け継がれたか。囲いこまれつつ独自の世界を形成した悪場所には、どのようにふてぶてしい創造力が満ちていたか。芭蕉・西鶴・近松・南北から芝居や廓まで、多様な作品と空間を自在にとびかいつつ、伝承的想像力の論理を鮮やかに捉えた、先駆的論集。

この本の目次

道行の時空
遊行的なるもの
遍路拒斥すべし
現代流民考
遊行の時空―遊行民・連歌師・芭蕉
伝承の創造的回復―西鶴諸国はなし・笛吹川・吹越の城
負の呪縛から―常陸坊海尊・かさぶた式部考
痴の弁慶
土俗・狂気・ユーモア
悪場所論おぼえがき
悪場所の秘儀―虚構の性
女形、その虚構の性の美
なり瓢風に揺らるゝ
まがひもの―近松門左衛門
幽霊の変貌―東海道四谷怪談の方法
幕末転形期の芸術―絵金の芝居絵

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