筑摩叢書331 谷崎潤一郎

谷崎文学は、母性をモチーフとする〈源氏物語体験〉が大きな底流をなしている。丹念な読みと鋭い想像力を駆使して、大谷崎の世界に迫る力作評論。決定版論考。

筑摩叢書331 谷崎潤一郎
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 2,200円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1989/01/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:342
  • ISBN:4-480-01331-8
  • JANコード:9784480013316

この本の内容

谷崎の文学は、母性をモチーフとするいわば〈源氏物語体験〉が大きな底流をなしている。丹念な読み、その私生活に深く探り込む作業、そして鋭い想像力を駆使した執拗な追求によって、巨大なる谷崎の世界を明らかにする作家論。読み手が作家と通じて相わたる―これはしあわせなことである。著者多年の〈谷崎愛〉の結晶。1976年初版を増補改編した定本。

この本の目次

谷崎潤一郎論
夢の浮橋
蘆刈
春琴抄
谷崎の妻
谷崎の歌
谷崎潤一郎論の論

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