筑摩叢書333 解剖刀をとりて

鴎外を父としながら「思うところあって」文学者にならなかった著者が、解剖学者として折にふれ綴ったエッセイ集。「動きが目に浮かぶ」(養老孟司)文章の妙。

筑摩叢書333 解剖刀をとりて
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 1,537円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1989/05/12
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:216
  • ISBN:4-480-01333-4
  • JANコード:9784480013330

この本の内容

鴎外を父としながら「思うところあって」文学者にならなかった著者が、解剖学者として折にふれ書き綴った随想を集める。死者のイメージに出会うヨーロッパ体験、実習室での奇妙な出来事、愛犬を失うの記、なきがらとの対話幻想などを語って自称「ボンヤリ教授」のペンが冴える。

この本の目次

屍体異変
死面の印象
老いの話
屍体春秋
死面生面
屍体展望
研究室の1話
顕微鏡雑話
白い町
生命の泉
屍体絵巻
臍を噛む
蛙の臍
敬礼
鯨とポプラ
抽籖
放心教授
犬の死因
老犬
解剖雑話
魂魄分離
なきがら陳情
弱きものよ汝の名は男なり
空想半熟卵
耄碌寸前

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