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- 定価
-
1,869
円(10%税込)
- ISBN
-
978-4-480-01355-2
- Cコード
-
0372
- 整理番号
-
1991/08/23
- 判型
-
四六判
- ページ数
-
240
頁
- 解説
内容紹介
光学から化学になり、さらに電子工学に吸収されようとしているカメラ・テクノロジーの発展とあいまって、写真の日常生活への普及は極限に達しようとしている。他方で写真の作品化がすすみ、美術館に収蔵されたり、オークションにかけられ高値で落札されたりするように、もう充分に芸術品扱いを受けている。写真をめぐるこのような状況をニラミながら、あくまでも素人の場所から、ノンシャランな構えとみせて鋭い批評を加えたのが本書である。
目次
キカイの自立性
モデルは聖者である―写される側の表現と論理
月例コンテスト流写真
闇の犯行―シリアス・アートのいわれ
なぜ題をつけるか―写真の自主性を考える
揶揄の視線―「女が見る女」と「男が見る女」
吹けば飛ぶよな想像力―航空写真
カメラの高級化―使用説明書を読みながら
不許可写真―記録性の逆転劇
絵のような写真―ウィリアム・エグルストンの世界
戦争写真集―石川文洋のベトナムの記録
かなしみの壷―リチャード・アベドンの「肖像」
さまざなま花―須田一政『風姿花伝』
ハダカの女と女の裸―E.J.ベロックの写真
写真師の写真―写真の開祖上野彦馬
写真の日本画―前田真三『出合の瞬間』
ひかえ目の美学―増田彰久『フランク・ロイド・ライトの世界』
こわい写真―レニ・リーフェンシュタールのヌバ族
これからの「写真史」―JPS編『日本現代写真史』を見て
奢るなかれ現代の聖像製作者
青春と時代の憂鬱―桑原甲子雄氏に会う
「顔写真」と無署名性
庶民の遊び―自動焦点カメラで写してみた
写真のためにはなにも存在しない
「写真の時代」の終り
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