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筑摩選書

シック・マザー

——心を病んだ母親とその子どもたち

子は親の鏡

子どもの心や発達の問題とみなされる事象の背後に、母親の病が隠されていた! 精神医学の立場から「機能不全に陥った母とその子」の現実を検証、克服の道を探る。

定価

1,870

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01521-1

Cコード

0311

整理番号

19

2011/06/13

判型

四六判

ページ数

320

解説

内容紹介

子どもの心や行動、発達の問題とみなされる状態の背後に、母親の病が隠されていた!うつや不安障害、パーソナリティ障害や依存症など、近年増加する子育て世代の心の病。不安定な親に育てられる子どもたちは、どのような精神状態にあるのか。発達や人格形成に影響はないのか。どうすれば乗り越えられるのか。これまで見過ごされがちだった「機能不全に陥った母親とその子どもたち」の現実を検証、克服の道を探る。

目次

第1章 シック・マザーとは何か
第2章 シック・マザーの問題はどう理解されてきたか
第3章 シック・マザーと不安定型愛着
第4章 シック・マザーと子どもの発達
第5章 シック・マザーと子どものパーソナリティ
第6章 シック・マザーの特性と背景
第7章 シック・マザーがかかえる疾患、障害
第8章 シック・マザーを克服する

著作者プロフィール

岡田尊司

( おかだ・たかし )

1960年、香川県生まれ。精神科医、医学博士。東京大学文学部哲学科中退。京都大学医学部卒。同大学院高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事。2013年、岡田クリニック開院。パーソナリティ障害治療の最前線に立ち、臨床医として若者の心の危機に向かい合う。小説家・小笠原慧としても活動し、横溝正史ミステリ大賞を受賞した『DZ』などがある。『シック・マザー 心を病んだ母親とその子どもたち』(筑摩選書)、『母という病』(ポプラ新書)、『回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち』(光文社新書)等著書多数。

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