森浩一
( もり・こういち )1928年生まれ。同志社大学名誉教授。日本考古学・日本文化史学専攻。『日本の深層文化』『倭人伝を読みなおす』(以上、ちくま新書)、『古代史おさらい帖』、『萬葉集に歴史を読む』(以上、ちくま学芸文庫)、『記紀の考古学』(朝日文庫)、『海から知る考古学入門』(角川書店)、『京都の歴史を足元からさぐる』(学生社)など著書多数。
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日本考古学の研究上最重要の対象である「天皇陵古墳」に対しては、残念ながら研究の基礎となる発掘作業なども行われていない。本書では、古墳の地理的位置・形状、『古事記』『日本書記』等の文献資料などを駆使し総合的アプローチを試みる。また、天皇陵古墳をめぐる考古学の歩みを考え、新しい研究への道を示す。
第1章 天皇陵と出会ったころ
第2章 仁徳陵から大山古墳へ
第3章 前期の天皇陵古墳
第4章 中期の大山古墳の諸問題
第5章 百舌鳥古墳群の形成と陵山古墳
第6章 古市古墳群の形成と津堂城山古墳ほか
第7章 継体陵からの後期の天皇陵古墳
第8章 舒明陵から文武陵までの終末期の天皇陵古墳
第9章 落穂拾の章
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