高橋昌一郎
( たかはし・しょういちろう )1959年生まれ。ウエスタンミシガン大学数学科および哲学科卒業後、ミシガン大学大学院哲学研究科修士課程修了。テンプル大学専任講師などを経て、現在、国学院大学文学部教授。専門は、論理学・哲学。著書に『知性の限界』『理性の限界』『ゲーデルの哲学』(以上、講談社現代新書)『哲学ディベート』(NHKブックス)『科学哲学のすすめ』(丸善)などがある。
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今日のコンピュータの礎を築いたジョン・フォン・ノイマン、不完全性定理で数学・論理学の歴史を根底から変えたクルト・ゲーデル、思考する機械への道を拓いたアラン・チューリング。いずれも今日の科学と哲学に多大な影響をもたらした天才たちである。同時代に生きた彼らは、互いに触発され、時に議論し、相互に意識しながら実に多くの業績を残した。比類なき頭脳と個性をもった三人は、いかに関わり、何を考え、どう生きたか。それは今日の世界にいかなる意味を持つのか。彼ら自身の言葉からその思想の本質に迫る。
第1章 ジョン・フォン・ノイマン(ジョン・フォン・ノイマン「数学者」
「数学者」解題
ノイマンの生涯と思想)
第2章 クルト・ゲーデル(クルト・ゲーデル「数学基礎論における幾つかの基本的定理とその帰結」
「数学基礎論における幾つかの基本的定理とその帰結」解題
ゲーデルの生涯と?v想)
第3章 アラン・チューリング(アラン・チューリング『計算機械と知性』
『計算機械と知性』解題
チューリングの生涯と思想)
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