筑摩選書
日本と西欧の五〇〇年史
西尾幹二
著
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世界をリードする日本の科学・技術。その卓抜した成果の背景には、「日本語による科学的思考」がある!江戸から明治期、西欧から入る外国語の知を翻訳して取り込み、母国語の知識体系に位置づけなおしてきた歴史に遡り、また多くの科学者たちの証言を手がかりにして、この命題に迫る。そして、本来質の高い日本の科学が直面している問題に対峙、さらなる発展への道を提起する。ユニークな視点から解く、新しい「科学論」。
第1章 西欧文明を母国語で取り込んだ日本
第2章 日本人の科学は言葉から
第3章 日本語への翻訳は永遠に続く
第4章 英国文化とネイチャー誌
第5章 日本語は非論理的か?
第6章 日本語の感覚は、世界的発見を導く
第7章 非キリスト教文化や東洋というメリット
第8章 西澤潤一博士と東北大学
第9章 ノーベル・アシスト賞
第10章 だから日本語の科学はおもしろい
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