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筑摩選書

大乗経典の誕生

——仏伝の再解釈でよみがえるブッダ

ブッダ入滅の数百年後に生まれた大乗経典はどんな発想で作られ如何にして権威をもったのか。「仏伝」をキーワードに探り、仏教史上の一大転機を鮮やかに描く。

定価

1,870

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01628-7

Cコード

0315

整理番号

0122

2015/10/13

判型

四六判

ページ数

304

解説

内容紹介

日本仏教の源流にある大乗仏教。しかし、その経典群は、ブッダ自身が説いたものではない。ブッダ入滅後、数百年後に作られたものなのだ。どうしてそのような文献が、権威を持ち、仏教史の中で大きな影響力を持ったのか。また、それらはどんな材料やどんな論理で制作されたのか。ブッダの思想やブッダの伝承とどのような関係があるのか。「仏伝」をキーワードに、仏教思想の一大転機を実証的に探りつつ、そのダイナミズムを明らかにする。

目次

序章 問題の所在
第1章 仏教理解の基盤
第2章 大乗仏教成立の前提
第3章 主要な大乗経典と仏伝
第4章 法華経と仏伝
終章 大乗仏教、そして大乗経典とは?

著作者プロフィール

平岡聡

( ひらおか・さとし )

一九六〇年京都市生まれ。佛教大学文学部仏教学科卒業。ミシガン大学アジア言語文学科留学。佛教大学大学院文学研究科博士課程満期退学。京都文教大学教授を経て、現在、京都文教大学学長。著書に『説話の考古学』『ブッダの大いなる物語』『法華経成立の新解釈』(以上、大蔵出版)などがある。

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