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筑摩選書

「日本型学校主義」を超えて

——「教育改革」を問い直す

18歳からの選挙権、いじめ問題、学力低下など激変する教育環境にどう対応すべきか。これまでの「改革」の功罪を検証し、現場からの処方箋を提案する。

定価

1,870

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01631-7

Cコード

0337

整理番号

125

2015/12/14

判型

四六判

ページ数

336

解説

内容紹介

ここ数年、日本の教育制度は大変貌を遂げつつある。その全体像を「日本型学校主義」という理念型を手がかりに、変化の動態として把握し理解する。「いじめ」や「体罰」、さらには「学力低下」や「教員不祥事」など、なぜ抜本解決に至らないのか。親の学校への満足度は高くない。国民は学校教育を改善するために協力したいと思っている。そのための制度的仕組みを考え、民主的な具体案を提示する。

目次

プロローグ―「日本型学校主義」とは何か
第1章 学校と学びの精神
第2章 「与える教育」から「選ぶ教育」へ
第3章 和と競争の間で
第4章 世間を惑わす俗論
第5章 教師と学習者の関係
第6章 教育リーダーのあり方
第7章 学習者本位の教育を求めて
エピローグ―教育を変えるということ

著作者プロフィール

戸田忠雄

( とだ・ただお )

1960年東北大学教育学部卒。現在、政策研究大学院大学政策研究科客員教授。専門は教育政策・学校論など。政府の審議会専門委員も務める。私立、公立学校の教師、公立高校長、予備校・塾統括校長など歴任。退職後は講演、ラジオコメンテーター、著述、NPO活動などに専念。『政経資料集』『テーマ別現社』『フォーラム現社』(とうほう)の編纂主任。主な著書に『学校ってなんだ』(日本教育新聞社)、『いま、「学校」から子どもを守るために親ができること』(講談社)、『「ダメな教師」の見分け方』(ちくま新書)、『教育バウチャー』(明治図書・共著)、『学校は誰のものか??学習者主権をめざして』(講談社現代新書)など。

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