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筑摩選書

プロ野球VS.オリンピック

——幻の東京五輪とベーブ・ルース監督計画

幻となった昭和15年の東京五輪と草創期の職業野球で、なぜ選手の争奪戦が繰り広げられたのか。未知の世界に飛び込んだ若者と、球団創立に奔走した人々を描く。

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01697-3

Cコード

0375

整理番号

189

2020/04/14

判型

四六判

ページ数

224

解説

内容紹介

一九三一年、東京六大学対全米選抜の日米野球が成功すると、読売新聞社長の正力松太郎は三六年からのプロ野球発足を決意。同じ頃、ベルリン五輪での野球競技が決まり、アメリカはベーブ・ルースを代表監督にすると発表。さらに東京が五輪開催に名乗りをあげ、選手たちが五輪出場かプロ野球かで悩むなか、各球団による争奪戦が始まる。沢村栄治ら有望な若者はいかなる運命の選択をしたか。プロ野球草創期の秘話を掘り起こす。

目次

第1章 プロとアマ(代表選手
学生野球の壁 ほか)
第2章 密かな交渉(交渉リスト
名義貸し ほか)
第3章 争奪戦はじまる(季節外れの卒業式
憧れの投手 ほか)
第4章 あの手この手(激戦区広島
洋家具売場の店員 ほか)
第5章 選択の行方(職業野球連盟発足
絶縁宣言 ほか)

著作者プロフィール

山際康之

( やまぎわ・やすゆき )

山際康之(やまぎわ・やすゆき):1960年生まれ。桑沢学園理事長・東京造形大学学長。東京大学博士(工学)取得。ソニー入社後、ウォークマン等の開発を経て、製品環境グローバルヘッドオフィス部門部長を担当。エコデザイン関連の研究書籍に、『分解デザイン工学』(東京大学出版会)等がある。またノンフィクション作家として、『兵隊になった沢村栄治』(ちくま新書)、『プロ野球VS.オリンピック』(筑摩選書)、『プロ野球オーナーたちの日米開戦』(文藝春秋)等の著書があり、『広告を着た野球選手』(河出書房新社)ではミズノスポーツライター賞を受賞している。

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