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筑摩選書

『往生要集』入門

——人間の悲惨と絶望を超える道

地獄と極楽――源信は、不条理に満ちた人生をもがきながら生きている私たちを包摂する世界観を提示した。法然と親鸞が揺るぎなきものとした浄土仏教の源流とは。

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01712-3

Cコード

0315

整理番号

204

2021/01/14

判型

四六判

ページ数

288

解説

内容紹介

地獄と極楽――源信は、不条理に満ちた人生をもがきながら生きている私たちを包摂する世界観を提示した。法然と親鸞が揺るぎなきものとした浄土仏教の源流とは。

目次

序章 現代と『往生要集』
第1章 「六道輪廻」とはなにか(「大文第一」)
第2章 「極楽」を願え(「大文第二」)
第3章 「浄土」に生まれる方法(「大文第四」)
第4章 念仏の助けとなる方法(「大文第五」)
第5章 「別時念仏」(「大文第六」)
第6章 念仏の利益(「大文第七」)
第7章 なぜ「念仏」なのか(「大文第八」)
第8章 往生のための諸行(「大文第九」)
第9章 「問答料簡」(「大文第十」)
第10章 法然と親鸞に生きる『往生要集』

著作者プロフィール

阿満利麿

( あま・としまろ )

1939年生まれ。京都大学教育学部卒業後、NHK入局。社会教養部チーフ・ディレクター、明治学院大学国際学部教授を経て、現在明治学院大学名誉教授、同人誌「連続無窮」主宰。専門は日本精神史。『宗教の深層』『宗教は国家を超えられるか』『法然の衝撃』『親鸞・普遍への道』『歎異抄』『親鸞からの手紙』(以上、ちくま学芸文庫)、『法然入門』『仏教と日本人』『無宗教からの『歎異抄』読解』『日本人はなぜ無宗教なのか』『人はなぜ宗教を必要とするのか』(以上、ちくま新書)、『社会をつくる仏教』(人文書院)、『選択本願念仏集』(角川ソフィア文庫)など著書多数。

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