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筑摩選書

日本回帰と文化人

——昭和戦前期の理想と悲劇

横光利一、太宰治、保田与重郎、三木清、京都学派……。彼らは絶望的な戦争へと突き進む日本に何を見たか。多様な作品を読み解き、その暗部に光を当てる意欲作。

定価

1,870

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01729-1

Cコード

0321

整理番号

210

2021/04/14

判型

四六判

ページ数

320

解説

内容紹介

横光利一、太宰治、保田与重郎、三木清、京都学派……。彼らは絶望的な戦争へと突き進む日本に何を見たか。多様な作品を読み解き、その暗部に光を当てる意欲作。

目次

第1章 西洋憧憬と日本への思慕
第2章 文学者たちの「日本回帰」
第3章 戦意高揚する詩人たち
第4章 日本文化観の模索
第5章 日本精神と変質する科学主義
第6章 大東亜戦争は王道楽土の夢を見るか
終章 それぞれの戦後

著作者プロフィール

長山靖生

( ながやま・やすお )

長山靖生(ながやま・やすお):1962年生まれ。評論家。鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。開業医のかたわら、世相や風俗、サブカルチャーから歴史、思想に至るまで、幅広い著述活動を展開する。著書『日本SF精神史』(河出書房新社、日本SF大賞・星雲賞・日本推理作家協会賞)、『偽史冒険世界』(筑摩書房、大衆文学研究賞)、『帝国化する日本』(ちくま新書)、『日本回帰と文化人』(筑摩選書)、『萩尾望都がいる』(光文社新書)など多数。

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