渡辺延志
( わたなべ・のぶゆき )1955年生まれ。ジャーナリスト。2018年まで朝日新聞社に記者として勤務し、青森市の三内丸山遺跡の出現、中国・西安における遣唐使の墓誌の発見、千葉市の加曽利貝塚の再評価などの報道を手がけた。著書に『歴史認識 日韓の溝』(ちくま新書、第27回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞)、『関東大震災「虐殺否定」の真相』(ちくま新書)、『虚妄の三国同盟』(岩波書店)、『軍事機密費――GHQ特命捜査ファイル』(岩波書店)、『神奈川の記憶』(有隣新書)など。
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『日清戦史』草稿の不都合な事実はなぜ隠蔽されたか。『日露戦史』でもなされた戦史改竄が遺した禍根と、『坂の上の雲』で形成された日本人の歴史観を問い直す。
第1章 「日清戦史決定草案」
第2章 追加部隊の派遣
第3章 平壌を目指す
第4章 平壌の攻防
第5章 掲げられた白旗の阜
第6章 『日露戦史』の編纂
第7章 陸軍にとっての戦史
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