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筑摩選書

日本の戦略力

——同盟の流儀とは何か

日本が没落したのは戦略の不在ゆえである。プラザ合意以降の日米同盟における戦略的思考の欠落を検証。混乱を極める世界で日本が生き残る戦略の構築を提唱する。

定価

2,090

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01760-4

Cコード

0331

整理番号

242

2022/11/15

判型

四六判

ページ数

384

解説

内容紹介

日本が没落したのは戦略の不在ゆえである。プラザ合意以降の日米同盟における戦略的思考の欠落を検証。混乱を極める世界で日本が生き残る戦略の構築を提唱する。

目次

1 戦略力の前提(ある経済人の生き方―戦略力をどうつくるのか
コロナ禍に生きるということ)
2 戦略力の模索(ウクライナ戦争とは何であったのか
大転換する世界―「パクス・アシアーナの世紀」へ)
3 戦略力の不在(日本の落日―再生を戦略する
「貿易立国」論の罠―戦略力とは何であるのか)
4 戦略力の検証(「パクス・トクガワーナ」の虚妄―構造的暴力を超えて
そろそろリベラルは“戦略力”を語ろう―永遠平和の条件を求めて)
5 戦略力の構想(脱亜入欧から連亜連欧へ―「一帯一路」をどう拓くのか
アジア戦略共同体への道―中国・北朝鮮“脅威”論を超えて)

著作者プロフィール

進藤榮一

( しんどう・えいいち )

進藤 榮一(シンドウ エイイチ):1939年生まれ。京都大学法学部卒業。同大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。筑波大学名誉教授、アジア連合大学院機構理事長。専門はアメリカ外交、国際政治経済学。『現代アメリカ外交序説』で吉田茂賞受賞。著書『敗戦の逆説』『東アジア共同体をどうつくるか』(以上、ちくま新書)、『アジア力の世紀』(岩波新書)、『アメリカ帝国の終焉』(講談社現代新書)など。

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