宮沢賢治
( みやざわ・けんじ )1896-1933。岩手県花巻市の生まれ。生家は古着・質商。盛岡の高等農林学校在学中に詩や散文の習作をはじめる。日蓮宗に深く帰依し、一時上京して布教生活を送る。帰郷後は農学校で教えつつ多くの詩や童話を書く。やがて農学校を退職、「羅須地人協会」をつくり、農民への献身の生活に入った。生前はほとんど無名のままに死去。病床のなかで手帳に綴ったのが「雨ニモマケズ」の詩。
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「革トランク」「おきなぐさ」ほか31篇を収める賢治全集童話篇2。
革トランク
おきなぐさ
黄いろのトマト
チュウリップの幻術
化物丁場〈ばけものちやうは〉
ビヂテリアン大祭
土神ときつね
林の底
マグノリアの木
インドラの網
雁の童子
三人兄弟の医者と北守〈ほくしゆ〉将軍
学者アラムハラドの見た着物
ガドルフの百合:楢ノ木大学士の野宿
葡萄水
みじかい木ぺん
バキチの仕事
サガレンと八月
台川
イーハトーボ農学校の春
イギリス海岸
耕耘部の時計
さいかち淵
タネリはたしかにいちにち噛んでゐたやうだった
黒ぶだう
車
氷と後光
四又の百合
虔十公園林
祭の晩
紫紺染について
毒もみのすきな署長さん
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