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定価

513

(10%税込)
ISBN

978-4-480-02050-5

Cコード

0195

整理番号

-2-1

1986/05/27

判型

文庫判

ページ数

0

解説

内容紹介

学校生活、教師、友人、読書、人生との出会い、そして自由とは…。著者の豊かな体験をもとに、人間の最も基本的な関係に新しい光を当てつつ、真に自立的な自己形成の方途をさぐる。「幼少から『即効薬ばから服用させつづけ』ている今日の教育状況に対する根本的な批判の書として成りたっている。そこにこそ、臼井さんの主眼がおかれているといってよい。」

目次

自分をつくる
人生観はおしつけられない
読書について
人間の条件
日本および日本人
人間と文学

著作者プロフィール

臼井吉見

( うすい・よしみ )

臼井吉見(うすい・よしみ):1905-87。長野県に生まれる。編集者、評論家、小説家。旧制松本高校を経て東京帝国大学国文科卒業。旧制伊那中学、松本女子師範学校などで教員を務めた後、古田晁、唐木順三、中村光夫らと1940年、筑摩書房を創立。戦後、『展望』を創刊し編集長として論壇に新風を送る一方、自らも評論、小説に健筆をふるう。『近代文学論争』(筑摩書房)で芸術選奨文部大臣賞(1956年)を、『安曇野』(全五巻、筑摩書房)で谷崎潤一郎賞(1974年)を受賞。

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