ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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歴史の転換期に重要な役割を果たしてきた峠、近代化のなかで切り捨てられてきた庶民の哀歓を刻みこんでいる峠。峠道をたどり、その秘められた歴史をさぐる、興趣つきない旅の記録である。
十石峠―秩父事件と地図(長野・群馬)
洞ケ峠―戦国と日和見(京都・大阪)
笛吹峠―遠野物語と南部一揆(岩手)
二重峠―幕末と処士横議(熊本)
赤土峠―草莽の士と脱藩(高知)
乙女峠―維新と切支丹殉教(島根)
御殿峠―絹の道と困民党(東京)
狩勝峠―トンネルとバッタ塚(北海道)
大菩薩峠―明治の終焉と裏街道(山梨)
野麦峠―ボッカと製糸女工(岐阜・長野)
人形峠―民話と原子力(岡山)
八達嶺―長城と蒙恬将軍(中国)
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