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ちくま文庫

安曇野5冊セット

定価

7,040

(10%税込)
ISBN

978-4-480-02130-4

Cコード

0001

整理番号

1987/09/01

判型

文庫判

ページ数

0

解説

内容紹介

新宿・中村屋の創立者、相馬愛蔵・黒光夫妻、木下尚江、荻原守衛ら信州安曇野に結ばれた若い群像を中心に、激動の明治から昭和を描く本格的大河小説。

安曇野(第一部)
安曇野に結ばれた相馬愛蔵夫妻、木下尚江、荻原守衛らの溌剌とした動きを追いつつ、新文化創造の鋭気みなぎる明治30年代を活写する。(井出孫六)

安曇野(第二部)
相馬夫妻のまわりに集う多彩な登場人物によって織りなされるドラマを、多面的な角度から展開し、揺れ動く明治40年代を捉える。(久保田正文)

安曇野(第三部)
時代は大正。家業の中村屋を新宿に移した相馬夫妻を軸に、大杉栄、伊藤野枝、神近市子等、時代を彩る強烈な個性が演じるドラマを描く。

安曇野(第四部)
相馬夫妻と親交を結んできた木下尚江、井口喜源治が逝き、中村屋は長い歴史の幕を閉じた。昭和初期から敗戦までの激動の日本を描く。

安曇野(第五部)
再建された中村屋を中心に、戦後の日本と日本人の動きを捉え、更に自らを登場させて軍隊の姿を描き出し、天皇制、戦争責任問題に厳しく触れる。

著作者プロフィール

臼井吉見

( うすい・よしみ )

臼井吉見(うすい・よしみ):1905-87。長野県に生まれる。編集者、評論家、小説家。旧制松本高校を経て東京帝国大学国文科卒業。旧制伊那中学、松本女子師範学校などで教員を務めた後、古田晁、唐木順三、中村光夫らと1940年、筑摩書房を創立。戦後、『展望』を創刊し編集長として論壇に新風を送る一方、自らも評論、小説に健筆をふるう。『近代文学論争』(筑摩書房)で芸術選奨文部大臣賞(1956年)を、『安曇野』(全五巻、筑摩書房)で谷崎潤一郎賞(1974年)を受賞。

メディア情報

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