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ちくま文庫

夏目漱石全集 5

秘めやかな恋、そして破綻……愛の心理と運命を描いて、時をこえて読みつがれる永遠の青春小説「三四郎」と「それから」を収載。 【解説: 吉田精一 】

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-02165-6

Cコード

0193

整理番号

-1-9

1988/02/23

判型

文庫判

ページ数

640

解説

内容紹介

熊本の高校から東京の大学へ、小川三四郎は不安と期待を胸に上京する。そして出会う、「新しい女」美祢子…。『それから』『門』へと続く3部作の序曲ともいうべき『三四郎』。『三四郎』の秘やかな恋から一転して深刻な人間悲劇をおびてくる『それから』における主人公代助の愛とその破綻…。明治末期の知識人の愛の心理と運命を描く永遠の青春小説2篇を同時収載。

目次

三四郎
それから

著作者プロフィール

夏目漱石

( なつめ・そうせき )

1867-1916年。江戸・牛込馬場下横町(現・新宿区喜久井町)に生まれる。本名金之助。1893年、東京帝大英文科卒業。松山で愛媛県尋常中学校教師、熊本で第五高等学校教授を勤めたあと、1900年、文部省留学生としてイギリスに留学(1903年1月、帰国)。帰国後は東京帝大講師として英文学を講じながら、『ホトトギス』誌上に「吾輩は猫である」を発表。その後、朝日新聞に入社し、「虞美人草」「三四郎」などを連載、国民的大作家となる。主な作品に「坊っちゃん」「行人」「こころ」「それから」「門」などがある。

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