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定価

748

(10%税込)
ISBN

978-4-480-02201-1

Cコード

0195

整理番号

-1-7

1988/02/23

判型

文庫判

ページ数

448

解説

内容紹介

全国の温泉をめぐる各エッセイ・小説を地域別に東の旅、西の旅の全2冊に編集。本巻は西の旅であり、九州、中国、四国、関西、北陸の名湯秘湯をめぐる旅。別府、道後、由布院、三朝、壁湯などの各地の温泉を、野坂昭如、田中小実昌、有吉佐和子、田辺聖子、吉行淳之介、永井龍男、織田作之助らの味わい深い随筆で案内する。

目次

豊臣秀吉と淀君(野村吉哉)
壁湯岳の湯ひとり旅〈壁湯〉(川本三郎)
朝霧と蛍の宿〈由布院〉(永井龍男)
別府・紀行〈別府〉(吉行淳之介)
道後温泉の夜〈道後〉(吉行淳之介)
皆生温泉の巫女ヌード〈皆生〉(野坂昭如)
ふるさと城崎温泉〈城崎〉(植村直己)
日高川にひそむ竜神温泉〈竜神〉(有吉佐和子)
湯涌白雲楼のヤマボウシ〈湯涌〉(山口瞳)
山中温泉〈山中〉(松川二郎)
みちの記〈山田〉(森鴎外)
七つの蓮華と幽霊の画〈岡部〉(正岡容) ほか

著作者プロフィール

種村季弘

( たねむら・すえひろ )

種村 季弘(たねむら・すえひろ):1933-2004年。東京都生まれ。東京大学文学部卒業。ドイツ文学者。該博な知識人として文学、美術、映画から魔術、神秘学にいたるまで多彩なジャンルにわたり執筆活動を展開した。著書に『ビンゲンのヒルデガルドの世界』(芸術選奨文部大臣賞、齋藤緑雨賞受賞)、『書国探検記』、『魔術的リアリズム』など、翻訳書に『パニッツァ全集』(全3巻)などがある。

池内紀

( いけうち・おさむ )

1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者。エッセイスト。主な著書に、『ウィーン・都市の詩学』(73年)、『諷刺の文学』(78年・亀井勝一郎賞)、『海山のあいだ』(94年・講談社エッセイ賞)、『見知らぬオトカム――辻まことの肖像』(97年)、『ゲーテさんこんばんは』(2001年・桑原武夫学芸賞)、『二列目の人生』(03年)、『ひとり旅は楽し』(04年)、『森の紳士録』(05年)、『池内紀の仕事場』(全8巻・04年-05年)など。主な訳書に、カネッティ『眩暈』(1972年)、ジュースキント『香水』(88年)、ロート『聖なる酔っ払いの伝説』(89年)、ゲーテ『ファウスト』(99年・毎日出版文化賞)、『カフカ小説全集』(全6巻・2000年-02年・日本翻訳文化賞)など。

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