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ちくま文庫

鬼の研究

かつて都大路に出没した鬼たち、彼らはほろんでしまったのだろうか。日本の歴史の暗部に生滅した〈鬼〉の情念を独自の視点で捉える。 【解説: 谷川健一 】

定価

836

(10%税込)
ISBN

978-4-480-02275-2

Cコード

0195

整理番号

-9-1

1988/12/01

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

かつて都大路を百鬼夜行し、一つ目、天狗、こぶ取りの鬼族が世間狭しと跳梁し、また鬼とならざるを得なかった女たちがいた。鬼は滅んだのだろうか。いまも、この複雑怪奇な社会機構と人間関係の中から、鬼哭の声が聞こえはしないか。日本の歴史の暗部に生滅した〈オニ〉の情念とエネルギーを、芸能、文学、歴史を捗猟しつつ、独自の視点からとらえなおし、あらためてその哲学を問う名篇。

目次

序章 鬼とは何か
1章 鬼の誕生
2章 鬼を見た人びとの証言
3章 王朝の暗黒部に生きた鬼
4章 天狗への憧れと期待
5章 極限を生きた中世の鬼
終章 鬼は滅びたか―あとがきにかえて

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