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ちくま文庫

柳田國男全集20

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-02420-6

Cコード

0139

整理番号

-6-20

1990/07/31

判型

文庫判

ページ数

0

解説

内容紹介

豊かな自然に囲まれて、起伏に富む地形をもつわが国は、地名のきわめて多い国である。われわれに馴染みの深い軽井沢や田代、堀之内など、地名は遠い祖先の暮しの営みを伝える重要な意味をもっている。いわば、地名は大地に刻まれた太古の記憶の結晶である。日本の地名研究の指針となった先駆的名著『地名の研究』。アイノカゼやヤマセ、アナジなど日本各地で採集された風の称呼を分類・比較し、その言葉を携えて歩いた人々の生活や民俗に迫ろうとする『風位考』。他に農耕や水運に関する地名、名字や食物の名前についての諸論考を収録。

目次

地名の研究
風位考
大唐田または唐干田という地名
アテヌキという地名
和州地名談
水海道古称
名字の話
家の話
垣内の話
食料名彙

著作者プロフィール

柳田國男

( やなぎた・くにお )

柳田 國男:(1875―1962)兵庫県に生まれる。幼少年期より文学的才能に恵まれ、短歌、抒情詩を発表。東京帝国大学を卒業後、農商務省、貴族院勤務を経て、朝日新聞社に入社。勤務の傍ら全国各地を旅行し、民俗学への関心を深める。1909年、日本初の民俗誌『後狩詞記』を発表、以後『遠野物語』から晩年の『海上の道』に至るまで多大な業績を遺す。

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