柳田國男
( やなぎた・くにお )柳田 國男:(1875―1962)兵庫県に生まれる。幼少年期より文学的才能に恵まれ、短歌、抒情詩を発表。東京帝国大学を卒業後、農商務省、貴族院勤務を経て、朝日新聞社に入社。勤務の傍ら全国各地を旅行し、民俗学への関心を深める。1909年、日本初の民俗誌『後狩詞記』を発表、以後『遠野物語』から晩年の『海上の道』に至るまで多大な業績を遺す。
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女たちの衣裳が色どり花やかになり、都市のざわめきが一段と大きくなった昭和初期の世相からさかのぼって視た近代の常民の生活史『明治大正史世相篇』。人々の感性や心づかいの移り変わりを読み解いた今なお斬新で刺激的な不朽の名著である。新しい民俗学の方法を追究し、〈史心〉と〈史力〉によって歴史意識を捉えることの重要性を説いた『国史と民俗学』のほか、「現代科学ということ」など歴史学の方法を問いなおし、現代科学としての民俗学の確立を主唱する諸論考を収録。
明治大正史 世相篇
国史と民俗学
現代科学ということ
社会科教育と民間伝承
歴史教育について
民俗学研究所の成立ち
民俗学研究所の事業について
日本を知るために
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