柳田國男
( やなぎた・くにお )柳田 國男:(1875―1962)兵庫県に生まれる。幼少年期より文学的才能に恵まれ、短歌、抒情詩を発表。東京帝国大学を卒業後、農商務省、貴族院勤務を経て、朝日新聞社に入社。勤務の傍ら全国各地を旅行し、民俗学への関心を深める。1909年、日本初の民俗誌『後狩詞記』を発表、以後『遠野物語』から晩年の『海上の道』に至るまで多大な業績を遺す。
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なぜ日本の農業は貧しいのか。資本の融通のみちに乏しく、労働の困難さに加え、利益の少ない農民が企業者として自立するためは、農民自身の協同的な自助による産業組合の普及・活用が必要であると説く『最新産業組合通解』。早稲田、専修、中央など私立大学での農政学の講義録『農政学』『農業政策学』『農業政策』。いずれも農商務省での青年官僚時代における厳しい研鑽の成果であり、最も早い時期の学問的な著作群である。近代日本の農政学史上、卓越した思想家でもあった柳田国男が農民の幸福をもとめて構想した産業組合論、農業政策論。他に「日本産銅史略」を収録する。
最新産業組合通解
日本産銅史略
農政学
農業政策学
農業政策
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