坂口安吾
( さかぐち・あんご )1906-1955。新潟市の生まれ。本名は炳五。中学を放校されて上京、東洋大でインド哲学、アテネ・フランセでフランス文学を学ぶ。「木枯の酒倉から」「風博士」によって、一部の注目をあびる。戦争中は「日本文化私観」「青春論」などの卓抜なエッセイを書きつづけ、戦後、「白痴」「堕落論」で一挙に世に出た。独特の発想と視点をもった文明批評や、「不連続殺人事件」などの探偵小説もある。
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転生と新たな文学の発見―「紫大納言」「イノチガケ」「真珠」「朴水の婚礼」他23篇を収録。
禅僧
不可解な失恋に就て
雨宮紅庵
老嫗面
女占師の前にて
南風譜
閑山
紫大納言
木々の精、谷の精
勉強記
醍醐の里
総理大臣が貰った手紙の話
篠笹の陰の顔
盗まれた手紙の話
イノチガケ―ヨワン・シローテの殉教
風人録
波子
島原の乱雑記
真珠
居酒屋の聖人
五月の詩
伝統の無産者
二十一
鉄砲
露の答
朴水の婚礼
土の中からの話
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