坂口安吾
( さかぐち・あんご )1906-1955。新潟市の生まれ。本名は炳五。中学を放校されて上京、東洋大でインド哲学、アテネ・フランセでフランス文学を学ぶ。「木枯の酒倉から」「風博士」によって、一部の注目をあびる。戦争中は「日本文化私観」「青春論」などの卓抜なエッセイを書きつづけ、戦後、「白痴」「堕落論」で一挙に世に出た。独特の発想と視点をもった文明批評や、「不連続殺人事件」などの探偵小説もある。
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「安吾新日本地理」「安吾新日本風土記」「明日は天気になれ」ほか題跋・後記13篇を収録。
明日は天気になれ(日本の常識
乱世の抜け穴
日本犬の話
ある九州の魂
女子衰えたり
ささやかな愉しみ
長崎チャンポン
発明の拷問
宮様屋敷
文士の碁将棋
現代の忍術
キャッチボール ほか)
安吾新日本地理(安吾・伊勢神宮にゆく
伊達政宗の城へ乗込む―仙台の巻
飛騨・高山の抹殺―中部の巻 ほか)
安吾新日本風土記
題跋・後記(『炉辺夜話集』後記
『秋風と母』跋・尾崎士郎氏へ
『逃げたい心』序
『白痴』後記 ほか)
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