ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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文学は、どこへ行くのか―。絶対性を喪失した時代の中で、なお、作品の中に〈世界〉を把握し、構築しようとする埴谷雄高『死霊』。逆に〈感性の再現〉のみを志す、村上龍『限りなく透明に近いブルー』。この二作を両極とする文学の地平に、中島梓は、つかこうへい『熱海殺人事件』を、新しい第三の地点として導き入れる。現実が既に何かのパロディとしてしか存在し得ない時代の始まり…。栗本薫との同時文壇デビューで話題をさらさった連作評論。
文学の輪郭
表現の変容
個人的な問題
文学の時代
〈ロマン革命〉序説
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