森毅
( もり・つよし )1928年東京生まれ。東京大学数学科卒業。京都大学教養部教授を長く務める。著書に『まちがったっていいじゃないか』(ちくま文庫)、『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『対談 数学大明神』(安野光雅氏と共著、ちくま学芸文庫)ほか多数。2010年7月逝去。
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「文学なんてどうせエンターテインメント。それで日常がゆるがされれば言うことはない」。思いもよらなかったあざやかな切り口、見すごされがちな急所突きを示してあますところない一刀斎の本読みの極意。中井久夫『分裂病と人類』、グラス『ブリキの太鼓』、プルースト『失われた時を求めて』など長短43篇を縦横濶達に切りまくる、すばらしい読書案内。
中井久夫『分裂病と人類』
河合雅雄『森林がサルを生んだ』
網野善彦『無縁・公界・楽』
ヴォネガット『母なる夜』
本田和子『異文化としての子ども』
岡田節人『試験管のなかの生命』
中尾佐助『栽培植物の世界』
カルヴィーノ『まっぷたつの子爵』
山中康裕『少年期の心』
金達寿『古代日朝関係史入門』〔ほか〕
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