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ちくま文庫

日本のゴミ

——豊かさの中でモノたちは

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03329-1

Cコード

0136

整理番号

-14-1

1997/10/23

判型

文庫判

ページ数

416

解説

内容紹介

廃車、古着、廃乾電池、古紙、建廃、残飯、ペットの死骸、そして核のゴミ。現代の消費社会が次々と生みだす膨大な量のゴミ。それらのモノたちが漂着する果てまでをたどり、消費活動の最末端から日本社会を逆照射する。ゴミ問題の最前線を知るための一冊であるとともに、世紀末ニッポンを裏側からえぐるもう一つの文明論でもある。

目次

第1章 自動車の終わり
第2章 ファッションの終わり
第3章 OAの終わり
第4章 紙の終わり
第5章 電池の終わり
第6章 ビルの終わり
第7章 水の終わり
第8章 医療の終わり
第9章 食の終わり
第10章 器の終わり
第11章 核の終わり
第12章 生きものの終わり

著作者プロフィール

佐野眞一

( さの・しんいち )

1947年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。時代をえぐりとるようなルポや、綿密な資料調査と粘り強い取材によって日本近現代史の巨大なテーマに正面から迫る作品を書き続けている。『旅する巨人』で大宅壮一ノンフィクション賞、『甘粕正彦 乱心の曠野』で講談社ノンフィクション賞を受賞。著書は『東電OL殺人事件』『阿片王――満州の夜と霧』 『あんぽん 孫正義伝』『劇薬時評――テレビで読み解くニッポンの了見』『別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判』他多数。

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