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ちくま文庫

山田風太郎明治小説全集 6

——地の果ての獄(下) 

教誨師原胤昭、幸田露伴、秩父困民党・加波山事件などの残党、<<独休庵:ドクホリデイ>>らがクロスして描き出される明治の暗部。短篇五作併収。 【解説: 縄田一男 】

定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03346-8

Cコード

0193

整理番号

-22-6

1997/07/24

判型

文庫判

ページ数

480

解説

内容紹介

樺戸、空知の北海道二つの監獄を舞台に有馬四郎助をはじめ石川県令・岩村高俊、若き日の幸田露伴、山本五十六の兄・高野襄、監獄教誨師原胤昭、酔っぱらい医者・独休庵、そして加波山事件、秩父困民党の関係者たちが繰り広げる奇想天外な物語。

目次

地の果ての獄・下
斬奸状は馬車に乗って
東京南町奉行
首の座
切腹禁止令
おれは不知火

著作者プロフィール

山田風太郎

( やまだ・ふうたろう )

1922年、兵庫県養父郡の医家に生まれる。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで数々の“風太郎忍法”を生み出し忍法帖ブームをまきおこす。『警視庁草紙』などの明治を舞台にした小説や、『戦中派不戦日記』『戦中派虫けら日記』などの日記文学、『人間臨終図巻』をはじめ死を見つめた著書等多数。1997年第45回菊池寛賞を受賞。 2001年、尊敬する江戸川乱歩と同じ、7月28日没。

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