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ちくま文庫

山田風太郎明治小説全集 8

——エドの舞踏会

混血児を生む妻、夫の前で馬丁と姦通しようとする妻……。森有礼、黒田清隆、井上馨ら高官の家庭の内情と妻たちの数奇な運命。 【解説: 田中優子 】

定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03348-2

Cコード

0193

整理番号

-22-8

1997/08/25

判型

文庫判

ページ数

432

解説

内容紹介

海軍少佐・山本権兵衛は将校西郷従道から、元勲夫人たちの舞踏会への出席勧誘係を命じられた。井上馨、伊藤博文、山県有朋、黒田清隆、大隈重信らの“私”の顔と妻たちの秘められた過去。鹿鳴館を華やかに彩った女たちはそれぞれに…。

著作者プロフィール

山田風太郎

( やまだ・ふうたろう )

1922年、兵庫県養父郡の医家に生まれる。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで数々の“風太郎忍法”を生み出し忍法帖ブームをまきおこす。『警視庁草紙』などの明治を舞台にした小説や、『戦中派不戦日記』『戦中派虫けら日記』などの日記文学、『人間臨終図巻』をはじめ死を見つめた著書等多数。1997年第45回菊池寛賞を受賞。 2001年、尊敬する江戸川乱歩と同じ、7月28日没。

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