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ちくま文庫

山田風太郎明治小説全集13

——明治十手架(上)

石川牢獄島で見た光景はまさに地獄絵だった。美しき姉妹の助けで、 出獄人保護 の仕事をはじめた原胤昭の前に残酷非情の看守と巡査が……。

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03353-6

Cコード

0193

整理番号

-22-13

1997/12/04

判型

文庫判

ページ数

464

解説

内容紹介

石川島という大牢獄島。そこでの地獄模様を目の当たりにした元八丁堀与力の原胤昭は、美しいクリスチャンの姉妹に影響され、出獄人保護の仕事をはじめた。その前に立ちはだかる残酷無比な看守と巡査たち。岸田吟香、小林清親、星亨、ドクトル・ヘボンらも登場し繰り広げられる大ロマンの決定版。

著作者プロフィール

山田風太郎

( やまだ・ふうたろう )

1922年、兵庫県養父郡の医家に生まれる。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで数々の“風太郎忍法”を生み出し忍法帖ブームをまきおこす。『警視庁草紙』などの明治を舞台にした小説や、『戦中派不戦日記』『戦中派虫けら日記』などの日記文学、『人間臨終図巻』をはじめ死を見つめた著書等多数。1997年第45回菊池寛賞を受賞。 2001年、尊敬する江戸川乱歩と同じ、7月28日没。

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