わが庭の寓話

庭には神も住み天使も住み、悪魔さえいる。庭の魅力を、詩人の心でとらえた卓抜な人間論、自然論であり、もちろん庭園論である。

わが庭の寓話
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 814円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:お-27-1
  • 刊行日: 1998/12/03
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-03438-2
  • JANコード:9784480034380

この本の内容

庭には神も住み天使も住み悪魔もいる。なにより木々があり草花がある。そこで、ちょっと気を利かせれば、いろいろな寓話が出来上がる。「頭を下げることを知らない者には若い鈴蘭は目につかない」（五月のための格言）「もしも事態がこんなぐあいに続くようなら、私は、自分を起してくれと犬どもを呼びに行こう」（主人の耳）。そして美しい楽章が出来上がった。庭には神も住み天使も住み悪魔もいる。詩人の心で見たおりおりの庭。

この本の目次

無心の庭
ボアズの目ざめ
放棄された蟻塚
腹黒
ジャム
墓所の選定
旅行の必要
性格の強さ
完全のための弁護
私は見た、彼ら二本の実桜が〔ほか〕

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