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ちくま文庫

あぶく銭師たちよ!

——昭和虚人伝

定価

902

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03445-8

Cコード

0136

整理番号

-14-2

1999/01/21

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

強烈なカリスマ性や驚くべき錬金術によって、バブルの頂点をきわめた6人の男女…。リクルートの江副浩正、地上げ屋早坂太吉、“大殺界”細木数子、フジサンケイグループの鹿内父子、代々木ゼミナールの高宮行男、“山陰の女帝”斎藤都世子。現代の虚業家ともいうべき彼らの実像を迫力ある筆致で描き出す。『カリスマ』『巨怪伝』などでビジネス界の謎をあばいた筆者による人物ルポの傑作。

目次

理念なき膨張・江副浩正の自爆
地上げの帝王・早坂太吉の墜落
利殖としての予備校・高宮行男の貧欲
大殺界の怪女・細木数子の乱調
父子テレビの野望・鹿内春雄の殉職
虚飾の家元・斎藤都世子の背徳

著作者プロフィール

佐野眞一

( さの・しんいち )

1947年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。時代をえぐりとるようなルポや、綿密な資料調査と粘り強い取材によって日本近現代史の巨大なテーマに正面から迫る作品を書き続けている。『旅する巨人』で大宅壮一ノンフィクション賞、『甘粕正彦 乱心の曠野』で講談社ノンフィクション賞を受賞。著書は『東電OL殺人事件』『阿片王――満州の夜と霧』 『あんぽん 孫正義伝』『劇薬時評――テレビで読み解くニッポンの了見』『別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判』他多数。

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